今回のテーマはMore with Less。
素材研究を通して新しい表現方法をみつけようみたいな感じだったのかな。
でも、素材研究とテーマが結びつけるのはすごく難しかった。
結局、素材研究に没頭し、テーマなんかすっかり忘れてた。
初めに竹の柔軟性に着目し、どうしたら竹をもっと柔軟にすることができるかを考えた。
また、竹が空洞であることにも着目して、バネのように竹をカットしたら、簡単に曲げたりとかできるのではと思い、試してみた。
とりあえずは成功。竹が割れることなく曲がった。
また、竹には脱臭効果も備わっている。
なので、理論的には、竹は悪臭を吸い取ることができ、そこから、ハンガーをつくることを決めた。
コンセプトは、Tシャツ類をかけるときに簡単にハンガーをTシャツの首からいれられるようにするということ。普通のハンガーだと、どうしても、首周りを伸ばさなければハンガーを服の中に入れられないという問題を解決するものだった。
初めに作った、サンプルはこれ。
これだとTシャツ類はかけれても、それ以上重い服はかけれなかった。また、ハンガーを揺すると服が簡単にハンガーから落ちてしまった。
いろいろ考えたすえ、一番上の写真のハンガーになったわけです。
使い方は、簡単。
3 Steps: Bend, Put, Jump
ハンガーの両サイドにバネのように竹がカットされてる。そのどちらかを曲げて、曲がってない方を先に服にいれる。そのあとに、曲がってる方を入れる。最後に、ハンガーから手を離すと反発力が働いて、真っ直ぐに戻る。
これだとTシャツ類はもちろん、軽いジャケットまでならかけることができる、でも、やはり冬物のコートはかけることができない。というのも、本体自体は支えられても、フック部分が弱い。素材は同じく竹。
この課題は一種類の素材しか使うことを許されなかった。
プレゼンの為にTシャツも作ろうと思い、アイロンプリント用の紙を買ってみた。
今まで、アイロンプリントしたことなかったから、熱転写だとずっと思ってたけど、シールみたいな感じだったのね。しかも日本のよりクオリティーが低すぎて、結局思い通りにはいかず。
作った物に名前つけるの得意じゃないから、普通にbamboo hanger。
でも、かわいくしたかったから、ooをばねっぽくしてみた。
評価はまずまず。やはり先生はコートをかけれるくらいまで、いってればプロダクトだけど、まだ、クラフトだって言ってた。
自然素材を用いて、それをいわゆる工業製品にまでもってくるのはなかなか難しいものですね。
後付けで、More function with Less materialって言っておいた。
ホントにそうかはさておいて、なかなか楽しい課題だった。
ちなみに、このブログの見出しのa bamboo coat hanger正しくは、a bamboo T-shirt hangerだね。
最後の最後に、もちろん普通のハンガーに支障を感じたことはないって思う人のほうが多いかもしれない。ただ、服をハンガーにかけるという行為に、少し楽しみを付け加えたハンガーもあっても良いんじゃないかって思って作りました。
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